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パチンコの「期待値」を追求!期待値を理解するための重要なポイントを解説!

困っている人
困っている人

パチンコをしている際に「期待値」って言葉をよく耳にしますが、「パチンコの期待値」とはどうゆう意味ですか?
そもそも、「期待値」の意味が分からなくて困っています。
パチンコの期待値ついて詳しく教えてください。

上記のような悩みにお答えします。

この記事でわかること

  1. 期待値とは
  2. パチンコにおける期待値とは
  3. パチンコの期待値算出方法

「パチンコの期待値」を理解するには、そもそも「期待値とは何か」を理解することが大事です。

そして、この「期待値」を理解するにあたり、期待値を算出するための数学的な「計算方法」を理解することが重要になります。

「期待値」と「計算方法」を理解することで、「パチンコの期待値」についても理解できるようになります。

本記事では、「期待値」、「パチンコにおける期待値」、「期待値の計算方法」について詳しく解説していきます。

この記事を読むことで「パチンコの期待値」について理解できますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

期待値とは

「パチンコの期待値」を理解しやすくするために、そもそも「期待値とは何か?」を最初に説明していきます。

期待値とは、結論から言うと「とある試行を行った際に、その結果として得られる値の平均値」のことです。

この期待値は、ランダムな事象の結果を予測する際によく利用されいます。

期待値がよく利用される分野は下記のとおりです。

  1. 統計学
  2. 確率論
  3. 経済学
  4. 科学

確率論においては、平均値を計算する際に役立っており、ランダムな事象を予測するなどの場面で重要な情報源になっています。

文章だけでは「期待値」のイメージがしにくいと思いますので「コインゲーム」を例にあげて説明していきます。

【例】コインゲームの期待値

例として、コインゲームの期待値を理解していきましょう。

コインゲームのルールは下記のとおりです。

  • コインゲームの料金は「100円(1回)」
  • コインを投げて表が出たら「50円」貰えて、裏が出たら「200円」貰えます
  • 表が出る確率は「50%」、裏が出る確率も「50%」です

あなたが、このコインゲームを繰り返し行なった場合、手元に返ってくる金額はどれくらいになるのかを考えてみましょう。

ぽん吉
ぽん吉

まず、コインゲームの期待値とは何だと思いますか?

1回あたりの「平均値」だと思います。

ぱち子
ぱち子
ぽん吉
ぽん吉

はい。正解です!

このコインゲームの場合だと、コインゲームを繰り返し行なった結果の「平均値」が「コインゲームの期待値」となります。

つまり、「コインゲームを行った際に手元に返ってくる平均金額」が期待値ということになります。

では、どのように期待値を求めるのか言うと、「数式を用いて計算する」ことで求めることができます。

計算方法については、次項で詳しく説明していきます。

また、コインゲームの期待値が、プラスであれば「続ける」、マイナスであれば「ヤメる」といった判断基準の一つになりますので、「期待値の計算方法」についても理解していきましょう。

【例】コインゲームの期待値計算方法

期待値(平均値)の計算方法は、「各々の事象に発生確率を掛け、足し合わせる」ことで計算することができます。

上記コインゲームの場合、下記の計算公式にコインゲームの数値を当てはめ計算することで期待値を求めることが可能です。

期待値の計算公式

(表が出た場合の事象 × 表が出る確率) + (裏が出た場合の事象 × 裏が出る確率)= 期待値(平均値)

それでは、順を追ってコインゲームの期待値を計算していきましょう。

STEP1:コインの表と裏が出た場合の事象を計算する

コインの表と裏が出た場合の事象の数値が判明していないので、まず事象の数値を計算していきます。

表が出た場合の計算式

-100円(料金)+ 50円(50円貰える) = -50円(事象)

表が出た場合の事象は、「100円」使って「50円」戻ってきたので「-50円」となります。

裏が出た場合の計算式

-100円(料金)+ 200円(200円貰える) = 100円(事象)

裏が出た場合の事象は、「100円」使って「200円」戻ってきたので、「100円」です。

ぽん吉
ぽん吉

事象は、表が出た場合は「-50円」、裏が出た場合は「100円」と計算することができました。

STEP2:表と裏の事象に発生率(表・裏の確率)を掛ける

表と裏が出た場合の事象の数値が分かったので、それぞれに発生率を掛けていきます。

表が出た場合の計算式

-50円(事象) × 0.5(発生する確率) = -25円

「-50円」に表が出る確率「50%」を掛けると「-25円」となります。

裏が出た場合の計算式

100円(事象) × 0.5(発生する確率) = 50円

「100円」に裏が出る確率「50%」を掛けると「50円」となります。

STEP3:表と裏が出た場合の計算結果を足し合わせる

事象に発生率を掛けた計算結果が出ましたので、数値を足し合わせていきます。

計算結果を足し合わせる

-25円(表が出た場合) + 50 円(裏が出た場合) = 25円

表が出た場合の「-25円」と、裏が出た場合の「50円」を足すと「25円」になります。

ぽん吉
ぽん吉

これで、期待値を求めることができました。

このコインゲームの期待値は「25円」です。

つまり、コインゲームを1回行うとごとに、プラス「25円」で手元に返ってくると言うことになります。

また、このコインゲームを「続ける」か「ヤメる」を判断する場合、手元に返ってくる金額がプラスになるので「続ける」と判断することもできます。

ぽん吉
ぽん吉

このように期待値を計算することによって、さまざまな意思決定にも役立っています。

パチンコの期待値とは

パチンコにおける期待値とは何か言うと「予測した平均差玉(収支)」のことです。

これは、「パチンコを遊技した際に見込まれる平均差玉の値」を示しています。

この期待値は、パチンコを「遊技する、遊技しない」を判断する際によく使われています。

なぜなら、パチンコにおいて期待値がプラスなら「遊技者のプラス(勝ち)」、期待値がマイナスなら「遊技者のマイナス(負け)」となる確率が高くなり、勝敗を左右する要因になっているからです。

このように、パチンコの期待値はパチンコの勝敗を決める大事な情報源になっています。

パチンコの期待値を理解するには、期待値の計算方法を理解することが重要になりますので、次項から説明する「パチンコの期待値計算方法」ついてもしっかり理解していきましょう。

ぽん吉
ぽん吉

パチンコの期待値計算方法を理解することで、パチンコの期待値についての理解が深まりますよ。

パチンコの期待値計算方法

パチンコの期待値計算方法は、下記のSTEP手順に沿って行っていきます。

  1. STEP1:機種スペックの数値を調べる
  2. STEP2:算出条件の数値を仮定する
  3. STEP3:期待値を計算する

期待値を算出するにあたり、大当たり確率などの「機種スペック(情報)の数値」と、回転率などの「算出条件を仮定した数値」が必要になります。

上記二つの数値が無いと期待値を計算することができないので、まず必要な数値を揃えてから期待値を算出していくことが大事です。

また、期待値の計算においては、数式を用いて計算することが重要になりますので、しっかりと理解していきましょう。

それでは、期待値計算方法をSTEPごとに詳しく説明していきます。

STEP1:機種スペックの数値を調べる

パチンコの期待値を計算するにあたり、「大当たり確率」などの機種スペックの数値を調べましょう。

機種スペックの数値がないと期待値を計算することができないので、期待値の計算に必要な機種スペックの数値をあらかじめ調べる必要があります。

期待値の計算に必要な機種スペックの数値は以下になります。

  1. 大当たり確率の数値
  2. 平均出玉の数値

この二つの数値は、期待値を計算したい機種のメーカーWebページなどで調べることができますので、期待値を計算する前に調べておきましょう。

STEP2:算出条件の数値を仮定する

「回転率」などの算出条件の数値を仮定しましょう。

算出条件の数値を仮定しないと正確な期待値計算ができないので、算出条件の数値を仮定する必要があります。

期待値の計算で必要な算出条件の数値は下記のとおりです。

  1. 回転率の数値(千円あたりの回転数)
  2. 通常回転数の数値(通常状態を遊技した回転数)

上記二つの数値は、自身で仮定する必要があります。

ぽん吉
ぽん吉

数値を仮定するコツは、「計算してみたい」と思える数値を選び仮定すると良いですよ。

STEP3:期待値を計算する

パチンコの期待値は、下記の計算公式で計算することができます。

パチンコの期待値計算公式

((平均出玉 - 平均投資玉数)÷ 大当たり確率分母) × 遊技した回転数 = 期待値

上記の計算公式に、STEP1・STEP2で準備した数値を当てはめ計算することで期待値を求められます。

例として、下記の機種スペックの数値と算出条件の数値でパチンコの期待値を計算していきます。

【例】機種スペック

  1. 大当たり確率:1 / 100
  2. 平均出玉:1,250玉

【例】算出条件

  1. 回転率(250玉/千円):25回転
  2. 通常状態で300回転遊技

それでは、期待値の計算過程を詳しく説明していきます。

STEP3-1:1回転あたりの平均投資玉数を計算する

期待値の計算にあたり、現段階では計算公式の「平均投資玉数」の数値がまだ判明していません。

ですので、まず平均投資玉数を計算してから期待値を算出していきましょう。

平均投資玉数を計算するのに「1回転あたりの平均投資玉数」が必要になるので、まずこちらを計算していきます。

1回転あたりの平均投資玉数は、「 250(千円あたりの貸玉数) ÷ 回転率」で求めることができます。

この計算式に数値を当てはめ計算すると以下のようになります。

1回転あたりの平均投資玉数の計算式

250(千円あたりの貸玉数) ÷ 25(回転率) = 10(1回転あたりの平均投資玉数)

1回転あたりの平均投資玉数は「10玉」と計算できました。

STEP3-2:平均投資玉数を計算する

平均投資玉数は、「大当たり確率分母 × 1回転あたりの平均投資玉数」で求めることができます。

この式に、先ほど計算した「1回転あたりの平均投資玉数」を用いて計算すると以下のようになります。

平均投資玉数の計算式

100(大当たり確率分母) × 10(1回転あたりの投資玉数)= 1,000(平均投資玉数)

平均投資玉数は「1,000玉」となります。

ぽん吉
ぽん吉

不明だった平均投資玉数の数値が判明したので期待値を計算することができます。

STEP3-3:期待値を計算する

平均投資玉数の数値が判明したので、計算公式に数値を当てはめ計算することで期待値を求めることができます。

期待値の計算公式に数値を当てはめ計算すると以下のようになります。

期待値の計算式

((1,250(平均出玉) - 1,000(平均投資玉数))÷ 100(大当たり確率分母)) × 300(遊技した回転数) = 750(期待値)

このパチンコの期待値は「750玉」となります。

この期待値は、例として使った機種スペックと算出条件の期待値であり、この二つの数値が変わると期待値も変わっていきます。

ですので、期待値を計算したい機種があれば、機種スペックと算出条件を変えることにより応用できますので、ぜひ期待値を計算してみてください。

ぽん吉
ぽん吉

このように、パチンコの期待値は計算公式に当てはめ計算することで簡単に計算することができますよ。

また、このパチンコを「遊技する・遊技しない」を判断する場合、今回のケースだと「期待値がプラスのため遊技をする」と判断することができます。

このように、期待値の計算ができれば、期待値が「プラスなのか、またはマイナスなのか」を知ることができ、それによって遊技するかどうかを判断できるようになります。

まとめ

この記事では、「期待値」・「パチンコの期待値」・「パチンコの期待値計算方法」について解説しました。

今回のポイントをまとめると、次のとおりです。

  • 期待値とは「とある試行結果で得られる値の平均値」
  • パチンコの期待値とは「パチンコを遊技した際に見込まれる平均差玉(収支)の値」
  • パチンコの期待値計算方法は、まず必要な数値(情報)を揃え、数式を用いて計算することが大事

パチンコの期待値を理解するには、期待値の計算方法を理解することが重要ですので、自身で期待値を計算してみましょう。

パチンコの期待値を計算することができれば、期待値が「プラスなら遊技する」、「マイナスなら遊技しない」と判断できるようになりますよ。

これにより、期待値がプラスのパチンコだけを遊技するようにすれば、パチンコの勝率も必然的に上がっていきます。

以上、「パチンコの期待値とは」についてのまとめでした。

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